第7回瀬戸内グローカルラボ ハイブリッド開催で最新情報をつなぐ
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2022年1月13日に「第7回瀬戸内グローカルラボ」をハイブリットで開催しました。会場参加31名様、オンライン参加24名様という大盛況となりました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、関係者の方々に抗原検査・検温・消毒などご協力いただき、2年ぶりに無事にリアル開催できました。講演会・試食会・懇親会を兼ねた内容豊富なコミュニティとなり、親睦も一層深まりました。
【モノづくりは世界を豊かにする】
株式会社XEN GROUP 代表取締役 高畑洋輔様のご講演で、“MOTTAINAI”エンジニアリングでフードビジネス企業が抱えるフードロスの問題に対して、自社開発の機械と食品LABによる実証加工により、最適な解決策を提供することを紹介いただきました。
最新技術で開発した「X-Dry unit食材乾燥機」、「X-Charge unit食品熱交換装置」は食品の栄養価値・品質・美味しさを長期保存できるので、食品メーカーや生産者が多い瀬戸内グローカルラボのメンバーにとって良い学ぶ機会でした。グレープフルーツ・さつまいもなどの冷凍商品の試食も行い、参加者たちの五感を驚かせた講演になりました。
【ジビエから始めるサステナブルサプライチェーンの挑戦】
株式会社ファーストデコ 代表取締役 扇野睦巳様からは、岡山市にあるIPU環太平洋大学の学生さんとすすめているジビエのブランド化について、事例発表が行われました。扇野様が所属されている一般社団法人やさしい革(所在地:東京都墨田区)が推進している国内外のエシカルレザーの利活用と地方を連携させ、地方の一次産業が抱えている害獣による社会課題解決をどのように解決したらよいかについて、現在進行形の事例から具体的にご説明いただきました。ESDの推進とともに、地方で創って都心や海外で売る「地産外商」の挑戦はグローカルラボでも行っていく予定です。
株式会社ファーストデコ https://firstdeco.co.jp/
一般社団法人やさしい革 https://yasashii-kawa.org/
IPU・環太平洋大学 https://ipu-japan.ac.jp/news/91484/
【ほしい時間の働き手が、すぐに見つかる】
株式会社タイミー 山越裕生様から「Timee」という働く人と事業者をマッチングするスキマバイトサービスをご紹介いただきました。
今までの雇用の仕方、流れと全く違った仕組み作りで、企業、ワーカーのどちらにとってもメリットがある仕組みとなります。今後ますます少子高齢化が進む地方において、関係人口増加の切り札として期待の持てる講演となりました。
●懇親会
今回は、新商品開発の試食会を兼ねた懇親会に挑戦いたしました。
「おさ和風”」という有名な飲食店シェフ 香川直登様による、創意工夫と試行錯誤で作りあげたゆず・レモン味の稲荷寿司を元に、各テーブルに置かれた果物、チーズ・ケーキ・鶏肉・野菜・醬油豆などを自由に組み合わせ、今までにない味を堪能いただきました。司会者が各テーブルを回り、グループごとに商品化したい新商品の発表。その場で誕生したプロトタイプは、今後の新商品開発につながるヒントになりました。
今回の試食会では、瀬戸内グローカルラボのメンバーである株式会社くりやのお米、株式会社グラッツェミーレの野菜ドレッシングなどの商品を活用させていただきました。多様なメンバーのお力とアイデアは、今後のプロジェクト推進の原動力となることを実感した今までにない懇親会となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
●お客様の声
開催後、アンケートで参加者からが下記の内容について印象に残ったことを伺いました。
①「モノづくりは世界を豊かにする」について
前川様:実際に食材を試食させていただき、従来の冷凍品よりも決め細かな口当たりでとても驚きました。もちろん味も美味しかったです。
②「ジビエから始めるサステナブルサプライチェーンの挑戦」について
山越様:産・学・官の連携を進めていかれる姿が印象的でした。ブランディングのお話も参考になりました。
諏訪様:前向きな考えと行動力、人のつながりを大切にしていくところが素晴らしい。
③「タイミーのご紹介」について
竹村様:今後のワークライフバランス改善のため、大きな一歩になります。特に現在人材不足のため、企業側のメリットもあり、効率よく処理ができそうと考えました。
④「瀬戸内グローカルラボ」について
濱田様:瀬戸内グローカルラボのような輸出支援を行っている会社は四国では稀有と思います。リアル形式での会合で様々な方と交流でき、刺激になりました。
そのほか、「輸出を行っている現場も参加したい」、「コロナが収束した後、ぜひ高知でもリアルな開催をしていただきたい」という声もいただきました。
●地域活性化と地方創生のコミュニティ活動を目指す
皆さんのご支援のおかげで、瀬戸内グローカルラボは継続的な開催ができました。
活動を行うにあたり、地域での情報拠点としての機能の充実を図り、参加メンバーが互いに協力し合い、海外への販路拡大を目指す目標としています。
今後も活動拠点の充実、地域活性化の促進などの運営に努めていきます。
第8回瀬戸内グローカルラボは2022年4月に開催予定。
ご興味のある方は、ぜひお問い合せください。
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【お問い合せ先】
株式会社朝日通商
経営企画室 荒井(あらい)・黄(こう)
TEL 087-874-6115 / FAX 087-870-6176