第8回瀬戸内グローカルラボ エシカル商品を海外へ
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2022年5月13日に「第8回瀬戸内グローカルラボ」を開催いたしました。今回は、リアルとオンラインのハイブリッドに加えて、ご参加いただいた皆様にプロトタイプの試食もしていただくという新しい運営に挑戦し、食品・通関・保険・運輸・銀行・官公庁など、合計47名が参加されました。地域や環境に配慮したエシカル商品の開発、HACCPの取組など、コロナ禍からの新戦略について、他業界からのアイデアや意見が飛び交い、オープンイノベーションの場となりました。
会場は、老舗料亭として知られている「二蝶」。一流のおもてなしと学びの空間によって、座学やズームだけのイベントとは異なる上質なひと時を過ごすことができました。
今回は試食品3種類、「かがわエシカル玄米を用いた玄米クッキー」「鯖の味噌煮、鯖の生姜煮」「プラントベースちらし寿司」を用意しました。会場参加の方は満喫され、オンライン参加の方は朝日通商から「中ロット混載便」で高知県まで、「SC絆リレー便」で岩手県まで届けました。
※写真はリアル参加者用にお配りした試食セットです。
朝日通商では、提携会社との協働により、ドライバー運転交代様式で、宅配便と同じリードタイムで商品をお届けすることが可能です。働く人に無理をさせずお客様に素早くお届けできることを強みとし、地域産品の開発支援を通じて新たな商品価値を生み出すことを目指しています。
【お米のチカラで未来を作る】
くりや株式会社 代表取締役/株式会社100show 代表取締役 徳永真悟 氏
「株式会社100show」は、香川を愛する認定農家と連携し、香川で持続可能な稲作のビジネスモデルを創るという目的で2015年に設立されました。香川県の水資源不足や耕作放棄などの問題を強みに変え、稲作が継続していける仕組みを創っています。つくる人と食べる人をつなぐ、くりや株式会社の取組によって、効率的に米の流通を循環させています。
今回は、玄米の素晴らしい価値を引き出した「かがわエシカル玄米」を用いて、株式会社ルーヴと共同試作した「かがわエシカル玄米 大人のクッキー」を披露しました。
【毎日の食卓に、至福の一皿を海外へ】
株式会社二蝶 代表取締役 山本亘 氏
商品が生まれた背景を企業の歴史から商品化まで語りました。昭和21年に創業した「料亭二蝶」は、発展とともに「仕出しセンターいちから二蝶」を作りました。料亭の味を家庭でも気軽に楽しんでいただきたいという想いで、「鯖の味噌煮、鯖の生姜煮」を開発しました。
丁寧に骨を取り除いた鯖を、料亭の出汁を利かせ「味噌煮」と「生姜煮」に仕上げ、真空冷凍パックの状態で家庭でも楽しめる商品です。この日本伝統の技で生まれた和食の美味を今後海外展開もしていく予定。
【繋がりから生まれた新商品開発への念い】
「おさ和風”」 代表 香川直登 氏
第7回瀬戸内グローカルラボの試食会から出た皆様の貴重なご意見を参考に、集大成として「ちらし寿司」の進化版を発表しました。四国・愛媛県産の果物や讃岐の塩を使用し、柑橘の皮の香りと風味をプラスした酢飯が大好評です。今後は無農薬系・エシカルフルーツを使い、商品のクオリティを高めていきます。
●参加者の声
試食品3種類に対して感想、海外展開のアドバイスなどをいただきました。
①玄米クッキー
玄米クッキーは新食感で、アップサイクル商品として完成度が高く、エシカルを共感しながら試食しました。
健康は世界的に需要があり、市場性があると思われます。
②鯖の味噌煮、鯖の生姜煮
鯖は冷凍品であることを忘れるほど美味しく、贈り物にしたい。
伝統を生かした和食は海外にも好まれるので、包装などはもっと強烈な個性を出せば選ばれます。
③ちらし寿司
柑橘系とご飯の組み合わせでユニークな味となり、見た目もきれい。
ストリー性を押し出し、活動などに賛同が得るようブランディングをすると良いと思います。
新商品のコラボ企画に関して、「規格品外からできる商品」、「海外バイヤーとつながる」、「新商品開発のプロセスを知りたい」という声もいただきました。
様々な知恵を融合し、オープンイノーベーションの場として、瀬戸内グローカルラボを展開していきます。
第9回瀬戸内グローカルラボは2022年8月に開催予定。
ご興味のある方は、ぜひお問い合せください。
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【お問い合せ先】
株式会社朝日通商
経営企画室 荒井(あらい)・黄(こう)
TEL 087-874-6115 / FAX 087-870-6176